ご依頼から完成までのプロセス
漆塗装は大変きめ細かくデリケートな作業です。木の本来持っている表情を最大限に引き立たせるため、本物の技術を習得した職人が下地から仕上げまで一貫して作業いたします。
新築の物件はもちろん、修復や漆塗り直しでも、建物や仏具が刻んできた歴史の風合いを大事にし、再び安心してお使いいただけるよう、美しさと耐久性を兼ね備えた仕上がりをお約束いたします。
現場視察 新築 / 図面などを元に施工面積と材質などをチェックします。
修復 / 漆を塗装する部分の面積と木材の欠損部分、割れ、痩せ、以前塗られていた塗膜の状態などをチェックします。

仕上がり打ち合わせ 現場の視察を踏まえた上で、下地の内容や色合い、艶などのご相談をさせて頂きます。
木目生かす塗り方から、下地の回数を重ね鏡面に仕上げる方法もございますので、実際の工程板や施工手順の写真を元にご検討下さい。

お見積もり 10日ほどで御見積書を作成致します。下地の内容や漆を塗り重ねる回数によっても金額が変わりますので、使用別のお見積もりも可能です。
ご検討いただき、最終的な仕上がりイメージと金額を調整させていただきます。

工期の設定 詳細が決まりましたら、工期の設定を致します。より品質を高めるために、下地や漆塗装の合間に乾燥期間をおきながらの作業となります。
※冬の期間は漆の乾燥が悪く、工期が延びる場合がございます。

現場の養生 新築 / 他の作業と同時進行も可能ですが、漆塗の際は、立ち入り禁止となります。
修復 / 周りの汚れ防止と虫・風の侵入を防ぐため塗装する部分は全面に養生をかけ、作業中は立ち入り禁止とさせて頂きます。

下地作業 新材 / 木目を生かす場合は木地調整や材質により目止めの作業を行います。
修復 / 古い塗膜の除去、割れの修復、欠損部分や凹んでいる部分に本堅地(堅牢な下地)と研ぎを繰り返しながら平面と角作り直していきます。

中塗り 下地を全面研ぎ合わせた後、中塗りと研磨作業を2~3回ほど繰り返し平面と肌を整えていきます。 塗装の際には虫の侵入や風などで埃が舞わないよう立ち入り禁止とさせていただきます。

上塗り 中塗りを全面研ぎ合わせた後、塗立て(手塗りで塗りっぱなし)で仕上げます。 ご希望の色合いと艶をご指定いただけます。
※漆の場合仕上がり直後は一時的に黒くなりますが、年月の経過とともに明るく色合いも落ち着いてきます。
呂色仕上げ=さらにこだわりの際には、磨いて鏡面に仕上げることも可能です。
金箔仕上げ=虹梁や看板の文字などを金箔で仕上げ、際立たせることも可能です。

清掃撤去 仕上がりをご確認いただいて、ご満足いただけましたら、
清掃後道具の撤去をして完了となります。




お問い合わせ・資料請求
郷自然工房では、漆に関するさまざまなご相談を受け付けています。
下記までお気軽にお問い合わせください。
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